ずっと触れていたくなる、オイルレザーのブックカバー

革製品は、使い込んでいくほどに独特の「味わい」を感じるようになります。ぼくは財布も、ペンケースもキーケースもすべて革素材のアイテムを使っているのですが、なんだか自分といっしょに時間を重ねているようで、使うほどに愛着が増していくんです。今回は、ずっしりとした「重厚感」がありながら、やわらかに手に馴染む、お気に入りのブックカバーをご紹介します。

あべしゅん
音楽とコーヒーが大好きなminneスタッフ。休日は、アニメや映画を見ながら自宅でのんびりしたり、カフェでのんびりしたりしています。

極厚の革

・「Clementine Leather Works」さんのオイルレザーと真鍮玉のブックカバー

はじめてこのブックカバーを手にしたとき、革のいい香りとあまりの手触りの良さに驚きました。今まで使ってきたどの革製品よりも厚手。だけど、持ったときの手触りはとてもやわらかで、その触り心地の良さは、カバンにしまうのが「もったいない」と感じてしまうほどでした。使われているのは、「クロムエクセル」という革だそうです。

Clementine Leather Worksさん
「クロムエクセル」は、最高級のコードバン製造タンナーとして有名な米国ホーウィン社の代表的レザーで、ワークブーツ用に80年以上変わらぬ製法でつくりつづけられている歴史のある革です。一般的な革の何倍もかけて蜜蝋や油脂をじっくり染み込ませた重量感のあるタフな革味が特徴。この作品は2.5mmの極厚の革を使用しているので、その魅力をおたのしみいただけると思います。

落ち着いたカラーに、真鍮玉のアクセント。男性も女性も使いやすいデザインになっています。

Clementine Leather Worksさん
自身で使うブックカバーとして、良い革のアイテムをさがしていたのですが気に入ったものに出会えず…。それなら「つくってしまおう!」と思い立ち、独学で作品づくりをはじめたのが、作家活動のきっかけです。そこからレザークラフトのおもしろさと、作品を手にして喜んでいただけることの魅力に取りつかれるようになりました。

文庫本サイズなので「ほぼ日手帳」のカバーとしても使えるところや、表紙のデザインや裏表紙のあらすじを見たいときにパッと見ることができるところもいいですね。シンプルなデザインながら、使うひとへの深い心遣いを感じる作品です。

Clementine Leather Worksさん
一番大事にしていることは、「ずっと永く使っていただける作品をつくること」です。
革好きの方でも満足していただける高品質な革を厳選して使用し、デザインはオリジナルにこだわりながら、素朴さと使い勝手の良さをとことんまで心がけています。縫製も、ミシンでは使えない極太の蝋引き糸を使って一針一針ハンドステッチで縫い上げ、コバと呼ばれる革の切れ端部分は、固く締まってツヤが出るまで手磨きして仕上げています。

「使い心地」について、どこまでも考え尽くされたブックカバー。これからもたくさん使って、経年変化をしっかりたのしみたいと思います。Clementine Leather Worksさんが生み出す革作品の数々。ぜひギャラリーをのぞいてみてくださいね。

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撮影 / 真田英幸