【イベントレポート】第3回あまみハンドメイド大賞 受賞作品発表

日本で天国に一番近い島とよばれる「奄美大島」のハンドメイド界を盛り上げ、作家としての飛躍を願うために開催された「第3回あまみハンドメイド大賞」。同時開催された、島で生まれたあたたかみ溢れる作品でいっぱいの「あまみハンドメイドマーケット」の様子も合わせ、イベント当日の模様をご紹介します。

奄美市とminneの取り組み

「minne」を運営するGMOペパボ株式会社では、2015年より「フリーランスが最も働きやすい島化計画」をすすめている奄美市と連携し、奄美市を拠点として活躍するクリエイターを応援すべく、セミナーやハンドメイドイベントを開催しています。

「あまみハンドメイド大賞」もその取り組みのひとつ。毎年多くの作家さんに参加いただき、今回で3回目の開催となりました。


審査の基準は「奄美の自然、豊かさ、時間を表現した作品であること」、「オリジナルのハンドメイド作品であること」この2点のみ。今年も、自然に囲まれた奄美ならではの作品がたくさん集まり、その中から議論を重ね合計6つの賞を決定しました。

minneの創設者・阿部と、作家活動アドバイザーの二木が審査に参加し、今年も時間をかけてじっくりと作品を拝見しました。

受賞作品発表

島ギフト賞

奄美のお土産にぴったりな作品に贈られる賞です。

紬のとくやまさん「大島紬のポケットチーフ(リバーシブルタイプ)」

男性でも大島紬を気軽にたのしめるアイテムとして制作されたポケットチーフです。裏表の柄を選ぶことができるため組み合わせは無限大。「誰かに贈りたい」「贈ってもらいたい」という声がたくさん寄せられました。

大島紬賞

大島紬の新たな可能性を感じられる作品に贈られる賞です。

奄美の詩さん「ストール・マフラー(紬)」

奄美の自然・植物を使ったオリジナルのストール。昨年に引き続き連続での大島紬賞受賞となります。目を惹く美しさと、風景を作品に落とし込む繊細な技術が高く評価されました。

しーま賞

奄美市のメディアサイトを運営する「しーま」さんより贈られる賞です。今回は2作品が選ばれました。

blancheさん「母子物語」

叔母さんが織った紬の反物の上に刺繍を重ねてつくったという、がま口。大島紬に刺繍を加えるという新たな魅力に審査員一同から驚きの声があがりました。作品のデザインだけでなく、完成までの工程にも時間の重なりを感じる、という点が高く評価されました。

la clochetteさん「彩り大島紬」

大島紬をさまざまなコーディネートやシチュエーションでたのしんでもらえるように。そんな想いでつくられたアクセサリーです。大島紬をベースに異素材を組み合わせた絶妙なバランスと色使いに加え、帯を使った美しいディスプレイも高く評価されました。

オーディエンス賞

当日会場にいらっしゃった方の投票により決定する賞となります。

なあでるさん「黒うさぎにも大島紬」

大島紬で作られた洋服を身にまとった、奄美大島の天然記念物である黒うさぎのぬいぐるみです。本物の着物のように細部にまでこだわった丁寧な縫製が高く評価され、奄美大島のお土産にあったらぜひ買いたいという声が多く集まりました。

minne賞

minneより贈られる賞です。

諌山あずささん「泥と藍のバンダナ」

「島ならではのものを」という想いから、奄美大島で古くからおこなわれている天然染色方法「泥染め」と藍染をほどこしてつくられたヘアバンダナです。リボンの位置は自由に変えることができ、楽しみ方もさまざま。泥染めと藍染のコラボレーションに驚きの声があがりました。

優秀賞

「大賞」に次いで、作品の技術力や独創性が素晴らしかった作家さんに贈る賞です。

room 505さん「黒兎のlittle garden」

黒うさぎの子育てや伝統建築、そして大島紬…と、島の魅力を詰め込んだ小さな箱庭。大島紬のピアスをお花に見立て木に吊るし、アクセサリーだけではなくインテリアとしてもたのしめる作品である点が高く評価されました。

大賞

全ての応募作品の中で最も優秀な作品に贈られる賞です。

ta-ta handmadeさん「ササントのイヤーアクセサリー」

奄美大島の絶景のひとつでもある「ササント」で見た風景を、大島紬を織る際に使われる糸で表現したイヤーカフです。すべての糸に違ったウェーブや加工をほどこし、ササントの海や笹が風に吹かれている様子を見事に再現しています。色の組み合わせや作品のクオリティだけでなく、普段の作品のスタイルを生かした仕上がりであることも評価され、大賞受賞となりました。

トロフィーに込められた想い

今年のトロフィーは、「木でつくられた手が、招待状を掴む」というデザイン。毎年トロフィーを制作いただいているKOSHIRAERUさんに、制作に込められた想いをおうかがいしました。

KOSHIRAERUさん
このトロフィーで表現している招待状は、自分が何処かに入場できるという招待状ではなく、『あなたはハンドメイドのたのしさや、喜びを人に伝えることができるハンドメイド作家さんです。是非多くの方々をこの素晴らしい世界に招き入れてください。その証として招待状をお渡ししますので、今後もこの世界でご活躍ください』という意味を込めて制作しました。

今回見事大賞に輝かれ、トロフィーの招待状を受けとったta-ta handmadeさんは、副賞として2019年3月30日31日に開催される「minneのハンドメイドマーケット2019」へもご参加いただきます。貴重な機会ですので、ぜひ奄美大島で生まれた素敵な作品を、直接手にとってご覧ください。

第3回あまみハンドメイドマーケットも開催

当日はメイン会場にて今年で3回目となる「あまみハンドメイドマーケット」も開催され、800名以上の方にご来場いただきました。

https://minne.com/@wistarialaceさん

https://minne.com/@akkoha1218さん

当日の気温はなんと25度。暖かい気候に恵まれイベント日和となりました。

1階のメイン会場ではハンドメイド作品の販売が行われ、2階の会場では、奄美のおいしいパンやジャムが集まった「パンマルシェ」、また、“創る人をつくる”をテーマにしたワークショップが開催されており、どちらもたくさんの方で賑わっていました。


1階のメイン会場では、さまざまなトークイベントが開催されました。

昨年大賞を受賞されたFUETAさんによるスペシャルトークショーでは「好きをあきらめない!」をテーマに、主婦と作家活動の両立や実店舗オープンについてまで、さまざまな想いをお話いただきました。

その後、minneの創設者である阿部と、神戸で作家活動の支援を行なっている二木によるトークイベントも開催。あまみハンドメイド大賞の審査会の裏話や、minneと奄美大島との関わりについてたっぷりとお話をさせていただきました。

今回の奄美ハンドメイド大賞で大賞を受賞されたta-ta handmadeさんを交えてのトークも。応募までのお話や、受賞作品に込めた想いを、より深くおうかがいすることができました。

島で活躍される作家さんと素晴らしい作品に加え、多くのご来場者のみなさんのおかげで素敵なイベントとなりました。奄美のみなさま、今年もありがとうございました!

今回受賞が決定された作家のみなさん、改めまして本当におめでとうございました。
この賞が、新しい出会いや挑戦のきっかけとなりますように…。

minneのアトリエ世田谷で受賞作品をご覧いただけます

2019/3/21(木)~4/10(水)の間、「minneのアトリエ 世田谷」にて、「第3回あまみハンドメイド大賞」の受賞作品を展示します。この機会にぜひ、実物を見にお越しくださいませ。

minneのアトリエ 世田谷
場所:IID世田谷ものづくり学校112号室/東京都世田谷区池尻 2-4-5
営業時間:11:00 – 18:00 休館日:月曜日
https://minne.com/minne-atelier

取材・文・撮影 / 中村瑛美里