扉を開けたくなるカード vol.5 「sorasidoさん」

作品にそっと添えられていることも多い、クリエイターの名刺やショップカード。イベントやお店に出かけて持ち帰ったり、手渡しでいただいたり…と、普段からたくさんのカードを受け取る編集部スタッフが、心に残った1枚をご紹介します。その人に会いたくなるような、作品を覗きたくなるような、お店に足を運びたくなるような…そんな、次の扉を開けたくなるカードがいっぱいです。

新しいのに懐かしい、そんな「七宝焼き」を使ったアクセサリーの魅力が、ぎゅっと詰まったカードを見つけました。このカードを見るたび、郵便受けに届いた箱を覗き込んだときの、心おどるようなうれしい気持ちが蘇ります。作り手のsorasidoさんにお話をうかがいました。

sorasido
伝統的な「七宝焼き」の技法を使って、他にはないカラフルなアクセサリーを手がける作家さん。
https://minne.com/@sorasido

制作は、突然思い立って

この連載をはじめたときから、「sorasidoさんのカード」がずっと頭の片隅にありました。わたしが頂いたのは去年だったのですが、いつごろから使われているものなんですか?
sorasidoさん
これは、2017年6月ごろからです。イベントの出展前でもなかったので、急に思い立って、つくりはじめたのだと思います。2012年に鎌倉の雑貨屋さんの一角で展示販売をさせていただいたときに、DM用としてデザインしたものがベースになっています。「sorasidoの世界観をあらわすデザイン」として、とても気に入っていたので、カードにも利用できてよかったです。

「音符マーク」に込めた想い

作品がぎゅっと集まった、音符マークがいいですね。
sorasidoさん
ありがとうございます。「ソラシド」という響きから連想できる「♪」というマークに、七宝焼きの作品をぎゅっと詰め込んで、ブランド名とモチーフがひとつにまとまるようにデザインしました。

 

お名前と一緒に思い出してもらえるのが、いいですよね。
sorasidoさん
そうなんです。アクセサリーを手に取ったときのたのしい気持ちを、音楽を奏でるようにみなさんに届けることができたら…という思いを込めて付けた名前なので、おぼえていただけるのはうれしいですね。もともとの「♪」マークは、音符の旗の部分が右下を向いていたので、カードにするときに右上を向くようにリデザインしました。前向きな印象にしたかったんです。

sorasidoさん
ブランドを表す大切なトレードマークを、作品と一緒に見ていただくことができるようになっています。

 

たのしい作品が集まっているので、眺めているだけでもうれしくなってしまいますね。

名刺交換や、作品にこのカードを添えることで、なにか言われたことはありますか?
sorasidoさん
いつも、作品をお届けする箱にこのカードを付けているのですが、「梱包が可愛かった」とお言葉をいただくことがあるので、カードのデザインも一緒にたのしんでいただけたのかな、とうれしく思ったりしています。

届けたいもの、奏でたいもの

伝統工芸ならではの、あたたかく懐かしい風合い。女の子の願望が詰まったようなギャラリーには、うっとりとしてしまいます。
sorasidoさん
作品と一緒に、たのしい気持ちをお届けできるよう、このブランドマークを今後も大切にしていきたいですね。

 
最後に、sorasidoさんのものづくりを覗いてみましょう。
おすすめの2作品を選んでいただきました。  
 

こうもりブローチ・月夜


お客さまからのリクエストで誕生したという、月夜をまとった「こうもりモチーフ」。うす紫から群青に移る、美しいグラデーションをおたのしみください。

作品を見る

珈琲とゆげブローチ

もくもくと立ちのぼる湯気のなかに、楽しげな女の子の妄想が詰まっています。ロマンチックなデザインが人気のブローチです。

作品を見る
 
 

扉を開いて
七宝焼きのあたたかみや、sorasidoさんが手がける作品の「きゅんと可愛い」世界観が、小さなカードに詰まっていました。額に入れて飾りたくなるような素敵なデザインには、お名前にも繋がる「受け取るひと」への想いが込められているんですね。(聞き手/ 中前結花)