扉を開けたくなるカード vol.6 「pu・pu・puさん」

作品にそっと添えられていることも多い、クリエイターの名刺やショップカード。イベントやお店に出かけて持ち帰ったり、手渡しでいただいたり…と、普段からたくさんのカードを受け取る編集部スタッフが、心に残った1枚をご紹介します。その人に会いたくなるような、作品を覗きたくなるような、お店に足を運びたくなるような…そんな、次の扉を開けたくなるカードがいっぱいです。

それは、見ているだけで上機嫌になれてしまうようなカラフルでたのしいギャラリーページが、そのまま手の中に収まる形になった、とびっきり魅力的なカードでした。こんなにかわいい見た目ですが、実は心を掴む工夫が尽くされたデザインになっています。作り手のpu・pu・puさんにお話をうかがいました。

pu・pu・pu
オリジナルのイラストをプリントしたカラフルでにぎやかな生地で、思わず「ぷぷぷ」と笑ってしまうような,、使うのがたのしくなる布雑貨を手がける作家さん。
https://minne.com/@yucon-p

ブランドを語れるものを

先日、作品を購入させていただいたときにはじめて拝見して、うれしくて手帳に挟んで保管していました。いつごろから、使われているものですか?
pu・pu・puさん
ありがとうございます。このブランドをはじめて半年くらい経ったときに制作したもので、2016年のことだったと思います。その1枚で、ブランドをしっかり語れるものにしたいとデザインしました。

ショップカードは、ひとつの「広告」

つくられている作品も、お名前も、そしてブランドの世界観も、とてもよく伝わりますね。
pu・pu・puさん
ショップカードは、「広告」だと思っているんです。受け取ってくれた方に、このブランドはどんなものをつくってるのかがしっかり伝わるということはもちろん、きちんと「導線」も確保したいと考えました。

 

「そのあと」につなげるためですね。
pu・pu・puさん
そうなんです。どこで購入できるのか、SNSはやっているのか…などがわかるよう、おもて面には作品写真を入れて、裏面にはそれぞれのアドレスやアカウントを記載しています。実際の作品がなくても、わたし自身がいないところでも、ショップカードだけで「つながることができる」ということが大事だと思ったんです。

一目瞭然になっていますね。
pu・pu・puさん
『pu・pu・pu』のロゴが手描き文字だったり、商品にプリントしているイラストも手描きなので、裏面の文字は全部、わたしの手描きなんです。Twitterのマークも描き起こしてみました(笑)。

 

ブランドのポップな世界観が伝わって、とても素敵だと思います。

名刺交換や、作品にこのカードを添えることで、なにか言われることはありますか?
pu・pu・puさん
作品が手もとにないときでも、ショップカードの写真を見ながら「こんな作品をつくられているんですね」「そうなんです」と話がはずみますね。minneで作品を発送するときは、必ずショップカードを入れるようにしているのですが、SNSのアカウントをフォローしてくださる方も多くて、ちゃんと見ていただけているんだな、とうれしく思います。

ギャラリーの世界観をそのままに

次々と登場する新作をはじめ、pu・pu・puさんのギャラリーは眺めているだけで、ごきげんになれてしまう作品ばかり。
pu・pu・puさん
布雑貨を中心につくっているので、実はショップカードの裏面の文字の背景には、布をスキャンした画像を入れているんです。いつか、布製のショップカードをつくってみるのもおもしろいかもしれませんね。次回チャレンジ!

 

それは、想像するだけで素敵ですね。たのしみにしています!

 

最後に、pu・pu・puさんのものづくりを覗いてみましょう。
おすすめの2作品を選んでいただきました。  
 

三角のサンドイッチポーチ

定番のタマゴサンドは、もちろん人気作品のひとつ。最初に完成した三角のサンドイッチポーチだそうです。「自炊のサンドイッチは、ほぼタマゴサンド、やっぱりこの味が落ち着きます」とのこと。

作品を見る

四角のサンドイッチポーチ

食パンを半分に切ったサイズの、四角ポーチは、使い勝手もバツグン。カード入れ、名刺入れ、おやつ入れ…など、いろんな用途で活躍してくれます。「実は、わたし自身がいちばん使っているのは、このサイズのフルーツサンドなんです♪」とpu・pu・puさん。

作品を見る
 
 

扉を開いて
こんなにかわいくてたのしい見た目ながら、「伝えること」をしっかりと検討・設計され、ひとつひとつの出会いを大切に、お客さまとの「つながり」をつくられていることがよくわかりました。面積は小さいですが、カードは奥が深いですね…。(聞き手/ 中前結花)