扉を開けたくなるカード vol.11 「はるちゃん雑貨さん」

作品にそっと添えられていることも多い、クリエイターの名刺やショップカード。イベントやお店に出かけて持ち帰ったり、手渡しでいただいたり…と、普段からたくさんのカードを受け取る編集部スタッフが、心に残った1枚をご紹介します。その人に会いたくなるような、作品を覗きたくなるような、お店に足を運びたくなるような…そんな、次の扉を開けたくなるカードがいっぱいです。

いたって、シンプル。だからこそ目を惹く、素敵なカードと出会いました。目が合えば思わずこちらもにっこりほっこりと微笑んでしまうような、はるちゃん雑貨さんのイラスト。手描きの魅力がたっぷり詰まったカードについて、作り手のはるちゃん雑貨さんにお話をうかがいました。

はるちゃん雑貨
“だれかの笑顔のきっかけになる雑貨”をコンセプトに、手描きイラストをモチーフにした作品を手がける作家さん。
https://minne.com/@necomris

作品といっしょにリニューアル

見ていると、こちらまで自然と笑顔になっているから不思議ですね。このカードは、いつごろから使われているものですか?
はるちゃん雑貨さん
実は、「はるちゃん雑貨」は今年の1月にリニューアルをしました。作品を、より永く大切に使っていただくことができるように、たとえば、布小物には裏地を付けたり、ネームタグをつけたり。それにあわせて、ホームページやカードも新しいものを制作したんです。

新しい「はるちゃん雑貨」を紹介するカードでもあるんですね。この「シンプルさ」が、とっても魅力的だと思いました。
はるちゃん雑貨さん
ありがとうございます。まず、ブランド名とキャラクターをおぼえてもらいたい、という想いから、情報量を減らして、ブランド名とメインキャラクターの「うさちゃん」だけ、というシンプルなデザインができあがりました。「はるちゃん雑貨といえば、このうさちゃんの顔」と、みなさんにおぼえていただくことができれば最高ですね。

作品づくりにつながった、お友だちとの思い出

イラストもブランド名も「手描き」。やはりそこは、はるちゃん雑貨さんのこだわりでしょうか?
はるちゃん雑貨さん
作品もすべて手描きなので、作風とマッチするように考えました。もともと、落ち込んでいた友だちを励ますためにノートに鉛筆で描いたうさぎの落書きが、はるちゃん雑貨の作品のはじまりなんです。

 

そのときの、イラストの風合いを今でも大切にされているんですね。このカードからも「メモ帳に、そっと描いた」ような親しみやすさを感じていたので、お話をうかがって納得しました。
はるちゃん雑貨さん
カードの背景の黄色も、わたしの「好きな色」ということもありますが、あの日のノートの表紙も黄色だったので「ちょうどいいな」と思い、決めました。キャラクターたちにもよく似合っている色だなあ、と思っています。

「落書き」で丁寧に説明

裏側には、項目ごとに手描きイラストが。

 

こちらの面もまた、“丁寧な落書き”と言うのでしょうか。とても、「はるちゃん雑貨らしい」デザインですよね。
はるちゃん雑貨さん
それぞれのURLに関連したイメージのイラストをひとつひとつ描いてみました。「あ、minneで買えるんですね」「Twitterもアカウントがあるんですね」と、以前のURLだけを並べた文字のみのデザインよりも、興味を持って見ていただけているように感じます。

手にとるひとの笑顔をつくる


思わず、「ふふっ」と笑顔になってしまうようなアイテムの数々。作品に描かれている、そのイラストのひとつひとつから、“落書きっぽい”ユニークな愛らしさと、心の込もった丁寧さを感じます。

はるちゃん雑貨さん
あのとき、「ぷっ」と吹き出して笑顔になってくれた友だちのように、手にとってくれた人が思わず笑顔になってくれるとうれしいですね。

 

そんなあたたかさが作品から伝わってくるから、こんなに幸せな気持ちになれるのかもしれません

 
 
最後に、はるちゃん雑貨さんのものづくりを覗いてみましょう。
おすすめの2作品を選んでいただきました。

お耳きんちゃく


ぎゅっとしぼるとお耳がピンとして、物を入れてふっくらさせると、一層愛らしい顔になります。「発売当初からずっとご好評いただいており、はるちゃん雑貨の看板作品です」とのこと。
作品を見る

“見ててくれる”ピンク(iPhoneケース)


こちらは、先日発売された新作のスマホケースです。新生活のスタートで身だしなみが気になる今の時期にもぴったりなミラータイプ。みんなが「見ててくれる」ので新しい環境も心強いですね。
作品を見る

扉を開いて
お友だちを励ますような気持ちでイラストを制作されている、はるちゃん雑貨さん。その、ほっこりとあたたかい気持ちが、作品やカードからも伝わってきます。「心の込もった落書き」、それを象徴するようなカードのデザインでした。(聞き手/ 中前結花)