【気になる画材】 vol.4 強力接着も仮止めも。2WAYのり「ピットマルチ2」

なんだか気になる画材や文具を、実際に手にとって使ってみました。その特徴や使用感と合わせて、作家さんに作品レシピもご紹介いただいています。ぜひ道具選びの参考に。

気になる画材「ピットマルチ2」

今回ピックアップした画材は、トンボ鉛筆の液体のり「ピットマルチ2」です。

ピットマルチ2とは…
乾く前に貼れば「しっかり接着」、乾いてから貼れば「貼ってはがせる」2WAY仕様の液体のり。1本で強力接着も仮止めもできるので、工作にも最適です。

さっそく使ってみましょう。

両サイドで使い分けが可能

キャップを開けると、片側は細塗り口、片側は太塗り口に。両サイドで分かれているので、使用シーンに合わせてサッと使い分けることができます。

実際にのりを出してみると、塗り口の幅にはこれだけの差がありました。液体のりなので伸びもよく、するすると線を描くように塗ることができます。白い部分は乾くと透明に。

接着のメリハリ

のりが乾く前に貼り付ければ「しっかり接着」、ということでラッピング用の箱を手づくりし、側面を貼り付けてみました。厚紙も難なく“ピタッ”と接着が完了。ほどよく強度のある箱に仕上げることができました。

ミモザのデザインペーパー/haruka yoshida

のりを乾かしてから貼り付ければ「仮止め」になる、という仕様を活かせば、ラッピングペーパーの仮止めにもぴったりでした。

このときの粘着度は、強すぎず弱すぎずの絶妙なバランス。貼って剥がして使えるので、オリジナルの付箋づくりにもおすすめです。

ちなみに、太塗り口は、塗り面に直線部分と曲線部分があり、角までしっかり塗ることも、カーブに沿わせて塗ることもできました。さりげなくもうれしいポイントです。

ほどよいフィット感

持ったときにちょうど手にフィットする、大きすぎず小さすぎないサイズ感も◎。作業中にフタを開けたまま横にして置いても、ころころと転がらず、先端ののりの液が机につく心配もありません。これひとつでさまざまな工作にマルチに活躍してくれること間違いなし。

作家さんにも使ってもらいました

minne作家のtotecocoさんに、ピットマルチ2を使って「クイリングペーパーのブローチ」を制作いただきました。

totecoco
「紙で作っていることによる、驚きと楽しさをお届け♩」をコンセプトに、細長い紙をくるくる巻く“ペーパークイリング”手法の作品を制作。つけ心地のよい軽さと、個性的なデザインが人気。
https://minne.com/@totecoco

 

ピットマルチ2の使用感はいかがでしたか?

ペーパークイリングの巻き終わりにピットマルチ2でのり付けをしているところ。
totecoco
「ペーパークイリング」は細長く切った紙をくるくると巻いてつくっていくのですが、ピットマルチ2の細塗り口を使えば、細い幅の紙にもはみ出ることなく、のりを付けることができました。一気にのりを伸ばしたいときは、そのまま逆サイドについている太塗り口を使えばいいので制作もスムーズでした。


接着の強度はいかがでしたか?

ネズミブローチの本体パーツに対して、どの位置、どの角度で腕パーツを付けるか、仮置きをしてバランスをみているところ。
totecoco
乾く前に表面をしっかり貼り押さえることで、紙同士を強力に接着することもできますし、パーツの位置が定まらないときは、一度乾かしてから貼ることで仮止めができるところもよかったです。

 
totecoco さんにはピットマルチ2を使い、minneでも人気の「ネズミのブローチ」と「アボカドピアス」を制作いただきました。

精巧かつ愛らしいクイリングペーパー作品のレシピ記事は、「アートをもっとたのしく身近なものに」をコンセプトに生まれたトンボ鉛筆のWebメディア「FUN ART STUDIO」で公開されていますので、ぜひご覧ください。

レシピ記事を読む
ピットマルチ2の詳細はこちら

 

まだまだ、気になる画材はたくさん。
定番の逸品から、ユニークな新商品まで、幅広くお届けしていきますので、次回もおたのしみに。

文 / 西巻香織  撮影 / 真田英幸