あの人の作業机 vol.1 ブローチ作家・Ufufuyaさん

作り手が日々向き合う机の上には、こだわりの道具たちが所狭しと並んでいます。気になるクリエイターのみなさんにお声がけし、作業机や作業部屋を見せていただくことに。連載1回目は、ブローチ作家・Ufufuyaさんの机です。次にここから生まれるのは、どんな作品でしょうか。

Ufufuyaさん
「遠い世界を身近に感じる」をテーマに、アクリル絵の具を使ったオリジナルイラストでブローチを手がける。
https://minne.com/@ufufuya

「お気に入り」が詰まった場所

作品ともリンクするような、本当に眺めているだけでたのしい気分になれるお部屋ですね。制作は、いつからここで行われているんですか?
Ufufuyaさん
昨年の春に引っ越してきて、それからですね。この壁際の棚は、自分を特にワクワクさせてくれるものを飾っていて、「神棚コーナー」と呼んでいるんです(笑)。 思い入れのある品ばかりで、たとえばこけしは友人からのプレゼントだったり、ケーキの形をしたフォーク&バターナイフのセットは、高校生の頃にどうしても欲しくて買ったものなんです。

Ufufuyaさんのお気に入りが、ぎゅっと集まってるんですね。
Ufufuyaさん
そうですね、わたしの大切なスポットです。ちなみに、この棚はminneで購入した、dorintさんという作家さんのもので、とっても便利に使わせていただいています。
dorintさんの「デスク上ラック」

没頭できる環境を

作業をしやすくするために、なにか工夫されていることってありますか?
Ufufuyaさん
わたしは、作業工程ごとに机の上にどんどん道具を出していくので、とにかく広いスペースが必要なんです。なので、机を2個使ってコの字型に配置していますね。あとは、使う頻度の高い道具は机上の引き出しや棚、ペン立てなど、なるべく近くに収納するようにして、かがまないと取り出せないような場所には、あまり使わないものを収納することにしています。

お気に入りのものをたくさん並べられているのも、デザインを考えるときや、発想されるとき、役立ったりするのでしょうか。
Ufufuyaさん
それは、すごくありますね。棚だけでなく、お気に入りのポストカードや紙モノを壁にたくさん貼っているんですが、やっぱり好きなものに囲まれていると、新しいアイデアも湧いてきやすい気がしています。美術館で買ったポストカードや、作家さんの作品が中心ですね。「minneハンドメイドアワード」にノミネートいただいたときの表彰状も一緒に飾ってあります。

長く使える道具選び

これは、Ufufuyaさんの定番の道具、いわゆる「スタメン」ですか?
Ufufuyaさん
まさにそうですね(笑)。下絵を書く用のシャーペンや、絵筆、カッター、定規、やすり、発送作業で必要な台紙やショップカード、ラッピング用品。これらは、すぐに手が届く場所に置いてあります。あとはデスクトップPCと、スケッチブックや手帳が、必須道具ですね。

長く使われているものも多いと思いますが、そのような道具たちは普段どのように選ばれているんですか?
Ufufuyaさん
絵の具に関しては、10年近く「ホルベイン」を愛用しています。色は、画材屋さんでそのとき気になったものを買い足していくような感じですね。長く使っていてもチューブの中で固まらないし、あとは赤いキャップがかわいくて気に入っているんです(笑)。

ずっと使うものですから、見た目の「好き」も大切ですよね。
Ufufuyaさん
そうですね。機能面だと、ハンディリューター、集塵機、防護マスクなども長く使っているのですが、これらはネットでクチコミを見ながら慎重に選びましたね。

 
選び抜かれた「お気に入り」たちが、Ufufuyaさんの作品をつくり上げています。

まずは自分がワクワクと

お部屋や作業机を整えるうえで、いちばん大切にされていることってなんでしょうか?
Ufufuyaさん
やっぱり、ワクワクを届けるには、まず自分がワクワクしていなきゃ!という気持ちはありますね。たのしく心地よい気持ちになれる環境が大事だと思うので、そういう場所づくりを心がけています。

Ufufuyaさん
特にわたしの場合は、目に入ってくる景色で気分が変わったりするので、お気に入りのものを集めたスペースがあると、机の上が雑然としてしまっているときも、たのしい気持ちをキープできる気がしています。

気持ちをコントロールしてくれるものでもあるんですね。
Ufufuyaさん
あとは、最近「ちょっといい椅子」を買いました(笑)。座っている時間が長いので、投資のつもりで新調したのですが、肩や足の疲れがだいぶ改善されたように思います。体の具合をキープするのも大切なんですね。

 
取材・文/中前結花