見ているだけで癒される、ウッドクラフト

つるつるとした質感と、絵画のような美しい色使い。minneで工房西岡さんの作品を初めて見たときは「これが木でつくられているの!?」と衝撃を受け、パソコンに顔を近づけてまじまじと見つめたのを覚えています。今では、わたしの家の飾り棚にしっくり馴染んでいる「雷鳥」と「カエル」をご紹介します。

まお
「minneLAB世田谷」常駐の作家活動アドバイザー。手持ちのお金は全部使っちゃいがち。

今にも動き出しそう

工房西岡さんの冬羽の雷鳥、夏羽の雷鳥、カエル

2019年のハンドメイドマーケット開催前に偶然minne内で作品を発見し、ものすごくビビビときたのを覚えています。最初に見つけたのはウミウシ。フォルムも色もとても印象的でしたが、なにより“木でできている”という点が、「なにが、どうなっているの?」と理解できず、すごく興奮しました!
その後、minneのハンドメイドマーケット2019に出展されるということを知り、実際にブースで作品を拝見しました。ずらりと並んだ作品に圧倒されるばかり。悩みましたが、冬羽の雷鳥・夏羽の雷鳥・カエルを買わせていただきました。

工房西岡さん
制作を始めたのは50年以上前になりますが、自然文学が好きだったことが原点となっています。書物の中に登場する生きものたちを調べ、想像しながらデザインを起こし、制作を開始しました。現代ほど情報があふれていない時代だったため、古書街に足繁く通い、洋書や古書を夢中になって読みふけった思い出があります。制作モチーフは、好きな自然文学の中に登場するものが多いですが最近では、お客さまのご要望から制作したウッドクラフトもかなり増えました。

左が冬羽の雷鳥、中央が夏羽の雷鳥です。どちらもつぶらでかわいらしい瞳がたまりません。

冬羽の雷鳥は、まるでお化粧をしているかのように美しい目元が特徴的。作品が素晴らしいのはもちろん、夏と冬でまったく違う姿に変わる雷鳥の奥深さにも感動しました。

たくさんの動物を制作されている工房西岡さんに、初めて制作された作品についてうかがってみました。

工房西岡さん
工房設立後初めてつくったのは、カモのデコイ(狩猟でおとりに使う鳥の模型)ではないかと思います。洋書の影響で、大自然と人を近くに感じるワイルドライフアートやアウトドアスポーツに関心があり挑戦してみました。海外では、狩猟や釣りも紳士のたしなみのように、ひとつの文化として確立されている背景に惹かれていました。さまざまな文化人との出会いからも多くを学びました。

こちらはカエルです。水の中をすいすいと泳ぐ、しかも足を伸ばした一瞬の姿を切り取っているのがユニーク。上、横、前…どの角度もとても新鮮で、ついつい手にとって眺めたくなってしまいます。

工房西岡さん
実はわたし自身、1番お気に入りのモチーフはカエルです。ルアーから置物まで、これまでにさまざまな種類を制作しましたが、絵巻物やおとぎ話にも登場するカエルには、興味を惹かれます。これからも地道に新作を増やせていけたらと思います。

飾り棚の“いい位置”に

わたしのお気に入りコレクションの一員として、飾り棚のいい位置に飾っています。今はなかなか外出ができない日々が続いていますが、ふっとこの子たちを見ては癒されています。

(棚に飾っている作品)
nirotさんの水たまりペーパーウェイト
kuzoomikoさんの子ゾウさん
荒川リリーさんの恵比寿パンダ抱っこちゃん
高水佳乃さんの頭に薔薇が乗ったお人形

ぜひみなさんも、覗いてみてください。

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