「あの作品」ヒストリー vol.11 naotoogaさんの、ルルさん

自身の代名詞ともいえるような、長年愛され続けている作品をもつ作家さんに、その作品の誕生秘話を語っていただく連載企画。第11回目は、naotoogaさんと「ルルさん」の登場です。

naotooga
オリジナルキャラクター「ルルさん」をモチーフにした作品を制作。オーダーメイドの他、ワークショップも度々開催。
https://minne.com/@naotooga

 

左から順に、ルル夫人、ルルさんのひな、ルルさんのラッコ、ルルさんのしろくま、ルルさんのおさる。

naotoogaさんがひとつひとつ丁寧につくりあげる、ルルさん。ほのぼのとした表情が魅力的な、やさしくてどこか不思議な雰囲気をまとうお人形です。お部屋でいっしょに過ごしたり、お散歩に連れて行ったり。どんなシーンにもすうっと馴染み、そっと側に寄り添ってくれるルルさんは、大人から子どもまで幅広い世代から人気を集めています。

今回は、そんなnaotoogaさんの「ルルさん」ヒストリーに迫りました。

いつの間にか

 

「ルルさん」が生まれたきっかけをおしえてください。

ルルさんのすずめが飛んできたところ。
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ちょこっと絵を描いたり、いろんなところにらくがきすることがよくあるのですが、そんなときにふわっとあらわれたのがルルさんだったと思います。いつの間にか、そこにルルさんがいましたね。

小さいころからかわいいものが好きで、なにかをつくったりするのも好きでした。
デザインのお仕事に就いていたのですが、お洋服をちょっと直したり、お裁縫も好きだったので、ぬいぐるみやお人形のようなものをつくってみたくなりました。

そして10年くらい前にはじめてルルさんをつくりました。そのころから、ルルさんと呼ぶようになったのだと思います。

みんなといっしょに

 

お人形として生まれてからこの10年のルルさんの変遷をおしえてください。

naotooga
ルルさんが誕生してしばらく経って、いろんなお洋服をきたルルさん、いろんなどうぶつのルルさんなど、仲間が増えていくと同時に、オンラインショップでの販売をすこしずつ始めました。

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イベントやデパートに出店したり、いろんなところへ行ってルルさんを知っていただく活動も始めました。ルルさんと出会ったひとたちは、みんなにこにこしてくれましたね。

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もっと多くのひとにルルさんと仲良くなってもらえるように、ルルさんグッズもいろいろつくるようになりました。

naotooga
あるとき小さいこどもに、ささっとルルさんの絵を描いてあげたら、すごくよろこんでくれたんです。うれしくなって、それをなんとなく似顔絵っぽくしてみたら、みんながよろこんでくれました。そして「ルルさんになれる似顔絵」を始めました。

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それから、ルルさんが生まれるときの、うきうきわくわくを、みんなといっしょに体験できたら素敵かなぁと思って、ルルさんがつくれるワークショップも始めました。

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気がついたら、ルルさんがこんなにたくさんに増えていました。

大切にしていること

 

本当に仲間がいっぱいですね。どのルルさんにも人を和ませる独特の魅力があるように感じます。制作する上でのこだわりをおしえていただけますか。

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時間がどれだけかかっても、手で丁寧につくること。
手づくりだからみんなすこしずつ、お顔の表情も違います。今ではたくさんのルルさんがいるけれど、できあがったルルさんは、みんなそれぞれ同じようにかわいがってあげるようにしています。

 

「ルルさん」をつくり続けてきた中で印象的だったことはありますか。

naotooga
ルルさんがお迎えされて、旅立つときはいつもドキッとします。

それはとってもうれしいことなのですが、
大事なルルさんを送り出すのはとってもさみしいことでもあります。

旅立ったルルさんたちが、みんなごきげんに過ごしているといいなぁといつも思っています。

のんびりといっしょに

 

「ルルさん」はnaotoogaさんにとって、どのような存在ですか。

オーダーメイドのルルさんのりすたち。お母さんのワンピースとエプロンはお子さまの思い出のお洋服で制作。
naotooga
いつも身のまわりのどこかに、ルルさんがいます。友だちのようで、家族のようで、子どものようでもありますね。今ではいろんなひとに「ルルさん」と呼ばれることも多くて、僕もルルさんなのかなぁと思ったりもします。

 

最後に今後の夢と新作情報をおしえてください。

お散歩の様子。
naotooga
これからもルルさんと、のんびりほのぼのと暮らしていきたいですね。
ルルさんといっしょに、今まで行ったことのない町にも行きたいし、たくさんの人に、ルルさんのことを好きになってもらえるとうれしいです。

次はどんな新しいルルさんがやってくるでしょう。
お魚かな?ムシたちかな?お花かな?
また今度、ルルさんと相談しておきますね。

左下から時計回りに、モシャモシャのルルさん、ルルさんのはと、ルルさんのうし、ルルさんのこねこ、ルルさんのにわとり、ルルさんのしか、ルルさんのりす。

naotoogaさんが手作業でつくりあげるルルさんはどれも一点もの。ギャラリーページではユニークなお洋服に身を包んだ個性豊かなルルさんと出会うことができます。眺めて癒されるもよし、お気に入りの子を見つけたらお家にお迎えしてみてはいかがでしょう。

次回の作品ヒストリーもおたのしみに。

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取材・文 / 西巻香織