あの人の作業机 vol.10 ミニチュア作品作家・abemakiyaさん

作り手が日々向き合う机の上には、こだわりの道具たちが所狭しと並んでいます。気になるクリエイターのみなさんにお声がけし、作業机や作業部屋を見せていただくことに。今回は、ミニチュアソファのリングピローが人気のabemakiyaさんの机です。次にここから生まれるのは、どんな作品でしょうか。

abemakiya
名前の「アベマキ」はドングリがなる木の名前。ドングリを拾い集めるときのワクワク感をテーマに、日常使いできるミニチュア作品を手がける。
https://minne.com/@abemakiya

古いミシンを作業台に

この作業部屋はいつごろから使われているんですか?
abemakiya
3年ほど前から使っていますね。自宅のロフト付きのひと部屋を、作業スペースにしています。作業机は、自宅にあったオフィス用のデスクに大きめの天板をのせ、幅と奥行きをつくって使いやすくしています。

 

作業机の横に置いてあるのはミシン台でしょうか。
abemakiya
そうなんです。もともと祖母が使っていた足踏みミシン台で、20年ほど物置に眠っていたものをひっぱり出してきました。今はアイロンがけや梱包のときの作業台として活躍してくれています。

水色の棚はお父さんの手づくりのものだそう。

 

ものが少なく、すっきりとした作業スペースになっていますね。そこにもこだわりがありますか?
abemakiya
制作のときは、たくさんの材料や道具を広げて作業するので、なるべくスペースを広くとれるように工夫しています。発送用のダンボールや材料のストックはロフトに収納して、机の上はいつも“広く使いやすく”を心がけていますね。

そのほかのたくさんの道具は、どのように収納されているんでしょうか?
abemakiya
作業机の横に置いている小引き出しを道具や材料の収納に使っています。道具を工程ごとに分けて各段に収納しているので、必要なときに引っ張り出して、引き出しごと作業机に持って行くんです。その作業が終わったらまとめて片付ける、という要領ですね。

ロフト下のお気に入りスペース

作業部屋で特にお気に入りのスポットはどこですか?
abemakiya
この、すこし前につくったロフト下のソファですね。

 

ドールハウス作品のひとつのようですね!カラフルでとっても素敵なスペースです。
abemakiya
ありがとうございます。ここはもともとロフトへの階段下のデッドスペースだったんです。土台をDIYでつくり、使わなくなったマットを敷いた簡単なものですが、作業の合間にごろっと横になって体を伸ばして気分転換ができるのでお気に入りのスペースになりました。

これはabemakiyaさんが手がけたドールハウス作品ですか?
abemakiya
はい。ミニチュアソファの原点でもあるドールハウスの制作もすこしずつ続けていきたいと思っていて、過去の作品やつくりかけのドールハウスを常に目に入るところに置いているんです。そうすることで素材やつくり方のアイデアが浮かんでくる気がして。

 

普段の作品づくりにもドールハウスのアイデアが活きているんですね。

大切な道具の手入れはこまめに

よく使用する道具をおしえてください。
abemakiya
ミニチュア作品なのでとっても小さなものを切ることも多くて。ですから、ハサミのサイズはいくつも用意していますね。ピンセットや接着剤も先が細いものを選んでいます。

abemakiya
ミニチュアソファはカラーバリエーションも豊富なので、ロフトには布をたくさん保管しています。

 

制作に使用している道具や材料は、普段どのように選ばれているんですか?
abemakiya
家にあるものや、ホームセンター、100均で買ったものも使い勝手が良ければ使っていますね。ただ、使用しているはさみを砥いだり、カッターの刃を換えたり、こまめな手入れは欠かさないようにしています。

最後に、作品制作でいちばん大切にしていることをおしえてください。
abemakiya
そばに置くことで、毎日の生活がすこしでもたのしくなるような作品をつくることができれば、と日々思っています。おひとりおひとりのお客さまが大切なお金を使って買ってくださっていることを忘れずに、ひとつひとつを丁寧につくり上げ、これからもたくさんの方に作品をお届けしたいですね。

 

取材・文/中村瑛美里

 

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