あの人の作業机 vol.13 アクセサリー作家・Qualiaさん

作り手が日々向き合う机の上には、こだわりの道具たちが所狭しと並んでいます。気になるクリエイターのみなさんにお声がけし、作業机や作業部屋を見せていただくことに。今回は、ヨーロッパの伝統的なコード刺繍技法「ソウタシエ」でアクセサリーを手がけるQualiaさんの机です。次にここから生まれるのは、どんな作品でしょうか。

Qualia
ドレスや襟飾りに使用されていたというコードが織りなす曲線美が特徴の「ソウタシエ」という伝統的技法でアクセサリーを制作。
https://minne.com/@nizi

窓際にはお気に入りのものを

いつから、この作業スペースを使われているんですか?
Qualia
昨年家を建てたときに、この小さな作業部屋をつくりました。台所の横なので、家事がひと段落してからすぐに作業に入りやすく、とても気に入っているんです。

 

作業時間を確保しやすくなりましたか?
Qualia
そうですね。台所の横にあることで、家事から作業に入るハードルが低くなって、作業時間を増やすことができた気がしますね。まだまだインテリアも揃いきっていないので、徐々にお気に入りの空間をつくっていければ、と思っています。

窓際に飾ってあるインテリアも素敵です。
Qualia
ありがとうございます。作業机から目線を上げたところに好きなガラスのオブジェやCDのジャケット、絵を飾っています。

Qualia
作業に集中したあと、ふと窓の方を見ると、少し力が抜けていい気分転換になるんです。

見通しの良い収納

この空間の、いちばんのこだわりをおしえてください。
Qualia
すぐにアイデアを試せる環境にしていることですかね。思い浮かんだデザインをすぐに書き留めておけるように、手の届く場所にノートや配色表を用意していたり、すぐ横のキャビネットにビーズの入ったファイルを配置していたりします。せっかちなので、思い付いたことはすぐ形にできる環境が気持ちがいいんです。行き詰まっても、手を動かせば突破口が見えてくることも多いので。

たくさん並んでいますね。ビーズをファイルのポケットで管理されているんですか?

Qualia
そうなんです。ビーズやパーツ類はどんどん増えていくので、カードを収納するようなファイルを使って色ごとにファイリングしています。ページをめくるように探すのは、見やすくてとても便利なんですよ。

こちらは少し大きめのビーズですね。
Qualia
カボションや大き目のビーズはクリアケースを使用して整理しています。こちらもどんどん増えていくので、埋もれてしまわない様に見通しの良い収納を心がけていますね。

 

細かいパーツが多いからこそ、材料の管理はいろいろと工夫されているんですね。
Qualia
わたし自身、整理整頓は苦手な分野なので、ネットやSNSをみて日々情報収集
しています。良い収納法があればぜひおしえてください(笑)

適材適所で、ものを選ぶ

 

作業机にいつも置いている「スタメン」のようなアイテムはありますか?

Qualia
ハサミやボンドなど、作品づくりを支えてくれている基本の道具たちです。ソウタシエはレーヨンの紐を縫い合わせてつくる作品なので、レーヨンコードと縫針と糸も欠かせません。

こちらがその「レーヨンコード」ですね。道具や材料はずっと同じものを愛用されているんですか?
Qualia
針は「Tulip」のものをずっとリピートで使い続けています。もうここ数年でかなりの数の針を使い潰してきました。レーヨンコードも何十キロ縫ってきたかもうわかりませんね(笑)

 

制作に使用する道具は普段どのように選ばれているんでしょう。
Qualia
仕上がりに関わらない、下準備の道具などはこだわりなく安く手に入るものを使用していますが、縫針や裏布の処理などに使うハサミなど、重要で繊細な作業に使用する道具は「差が出るもの」だと思うので、お金をかけてしっかりと選んでいます。適材適所ですね。

最後に作品制作で大切にしていることをおしえてください
Qualia
「それ何?どうなってるの?でも素敵!」と思っていただける作品をつくりたいと思っています。ソウタシエの作品は、最近は目にすることもすこし増えてきましたが、まだまだ数の少ないジャンルだなあと感じているんです。

 

わたしも、はじめてソウタシエ作品を見たときは、つくり方の想像がつかなかったです。
Qualia
そう言ってくださる方もたくさんいらっしゃいますね。はじめて見てくださる方に、どうなってるの?と驚いていただけることが、わたしはうれしくって。そして、素敵だなと思っていただければ、ソウタシエとの良い出会いのきっかけをつくれたようで、尚うれしいんです。個性的なデザインのものが多いので、身につけてくださった方が特別感を感じてハッピーになってくださればいいなと思っています。

 

取材・文/中村瑛美里

 

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