個性をプラスする、物語を感じるブローチ

普段シンプルなコーディネートが多いので、“主役級の存在感を放つ”ブローチをプラスしてみることに。出会ったのは、作家さん自身が撮影した写真をモチーフにしたという、デザインもユニークな作品です。見慣れた洋服の印象もがらりと変えてくれる、Re:flectionさんのブローチをご紹介します。

せんせい
見た目が先生っぽいことから「せんせい」と呼ばれるようになった、minneスタッフ。

物語を感じるブローチ

・Re:flectionさんの『combined 3x brooch』(White flower)

Re:flectionさんがつくる、オブジェのようなブローチ。撮影した写真をアクセサリーに落とし込んでいるという、ユニークな制作方法も、心惹かれた理由のひとつです。

デザインの元となったフォトカードも作品に同封されていて、想像力がかきたてられます。

この写真についても、うかがってみました。

Re:flectionさん
実は、アクセサリー作家を始める前から写真家としても活動をしていて、水面やガラスなどに映り込む鏡のような世界を写す「リフレクション写真」を主に撮影しています。「リフレクション」という言葉にはもうひとつ、“反射”以外にも、“自分を見つめ直す”という第2の意味もあるので、「客観視することで生まれる新たな自分との出会い」をコンセプトに、映り込むもうひとつの世界を表現しています。

フォトカードに写り込んだ繊細でカラフルな情景が、鮮やかにブローチに落とし込まれていることがよくわかります。

ブローチ以外にも、Re:flectionさんのギャラリーには、紙をくしゃくしゃっとしたようなデザインのバレッタや、紙を蛇腹状に折り曲げて制作されたピアスなど、モチーフの元となっている、「紙」あるいは「写真」を思わせるようなアイテムがいっぱい。
そこには、どんなこだわりが込められているのでしょうか?

Re:flectionさん
そこを着目していただけたことが、とてもうれしいです。 リフレクション写真を、モチーフのデザインとして使用することが最大のこだわりですね。 そして、紙という性質を活かして、くしゃくしゃにしたり穴を開けたり切り貼り合わせたり…「アクセサリーとしてつくる」という意識よりも、「あるべき姿」という固定概念を外して、型にはまらないオリジナルな形を目指して日々制作を続けています。

洋服のデザインの一部に

気分に合わせていろいろな使い方をしたいので、着脱しやすいクリップというのもうれしいポイントでした。

洋服だけでなくバッグなどにつけても、まるでデザインの一部かのようにすっと馴染んでくれるので、オールシーズン、たくさんのアイテムのワンポイントとしてたのしめそう。
「型にはまらないアイデア」を、まさに体感することができています。

Re:flectionさん
「こうあるべき」「こういうものだ」と、世の中では、決まりごとのようになってしまっていることが多いと感じています。その違和感が、作品づくりのきっかけとなりました。「写真は平面でなければいけない」という固定概念も、きっとそのひとつ。そこに疑問を抱き、手でグシャッとして置いたその姿が「アート」に見えた、というのが始まりでした。飾るだけでなく、身につけることで、アートをよりたのしんでいただきたいということ。そして、ファッションの一部となってその人自身がアートになる、そんな写真の可能性を提案し続けたいと思います。

この作品を身につけると、まさにファッションが、そして自分自身がいつもと違った気分になれるのは、そういうことだったんですね。
これからの季節はブローチを映えさせるためのキャンパスの役割を担ってくれる、真っ白なニットにも合わせたいと考えています。

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