『わかったさん』とつくるvol.6 アップルパイ編

童話「わかったさんのおかしシリーズ(全10巻)」の物語で描かれる、おいしそうなお菓子のレシピ。幼いころ、魅了された人も多いのではないでしょうか。30周年の記念として出版された「わかったさんとおかしをつくろう!(全3巻)」をもとに、つくるの大好き、食べるの大好きなカメラマンが実際に、物語の中のお菓子を再現してみました。

わかったさんシリーズ

以前、「読むものづくり」の連載でご紹介したわかったさんの新刊本。
30周年の記念に出版された3冊の絵本は、全編フルカラーでお菓子のレシピがたくさん掲載されています。
カラーになったことで、一層おいしそうなお菓子の数々。これは、つくらずにはいられません。

このおいしそうなお菓子をぜひ再現してみたくて、「わかったさんとつくる」という、こちらの連載がスタートしました。これまで「懐かしい固めのプリン」、「ふんわりホットケーキ」、「レモンドーナツ」、「はちみつアイス」、「ロッククッキー」に挑戦したところSNSでたくさんの方に「そっくり!」「懐かしい!」と、うれしいお声をいただきました。

今回もわかったさんのレシピを参考に、できる限りイラストに「そっくり」なものをつくっていきたいと思います。

似せるためのポイントもご紹介するので、みなさんもぜひ本とあわせて参考にしてみてくださいね。

わかったさんとつくる「アップルパイ」

6回目となる今回挑戦するのは、『わかったさんのこんがりおやつ』に載っている「アップルパイ」です。

さくっとしたパイ生地と甘くやわらかなリンゴの食感の組み合わせ。
そんな絶妙の相性を口いっぱいに頬張ることができるアップルパイは、小さい頃この本を読んで、いつかつくってみたいなあと夢に描いていたお菓子でした。

これまでに比べてすこし難しい工程を挟みますが、今回もわかったさんのレシピをもとに、憧れのアップルパイを再現してみたいと思います。

パイ生地で包む、リンゴや砂糖にバター、お好みでシナモンやレーズンを用意します。
今回、パイ生地は冷凍のものを使用。4時間前には冷蔵庫に移して解凍しておきましょう。

まずはりんごをカットしていきます。8等分した後、5mm幅にカットしてください。

ホーロー鍋にリンゴと砂糖を入れ、火をかけずに15分〜20分ほど置いておきます。
しばらくすると浸透圧で鍋底にリンゴの汁が溜まっていきます。

バターをちぎり、空いてるスペースに入れたら、落とし蓋をして中火にかけます。レーズンが好きな方は一緒に煮込みましょう。

やわらかく黄色に色づいたリンゴになったら、お好みでシナモンを振りかけます。

次にパイ皿に解凍したパイ生地を敷き、指で軽く押し当てます。

パイ皿に沿って余分な生地をカットした後、フォークで穴を空けていきます。

もう1枚のパイ生地を1cm幅にカットし帯状にします。

カットしたパイ生地をパイ皿のフチに沿ってぐるりと置きます。

先ほどつくったリンゴを敷き詰め、格子状にパイ生地を重ねていき、最後にもう一度フチに生地を重ねます。
焼き色をつけるために溶き卵を刷毛で塗ったら、オーブンで焼いていきましょう。
220度、200度、180度と温度を下げていき、各10分ずつ焼き上げ、パイ皿から取り外したらできあがりです。

どうでしょう。こんがりと焼き色のついたアップルパイができあがりました。

バターの香るパイ生地が食欲をそそります。しっとりとした甘いリンゴは、秋のティータイムにぴったりです。

ぜひ、つくってみて。

子ども向けの絵本ならではの、やさしいイラストとわかりやすい説明で、失敗せずにつくることができます。
詳しいレシピはぜひ、わかったさんの絵本をご覧くださいね。

まだまだあのとき憧れたわかったさんのレシピがたくさん。次はどれをつくりましょう。
次回もおたのしみに。

タイトル:『わかったさんのこんがりおやつ』
原文:寺村輝夫
企画・構成・絵:永井郁子
発行:あかね書房本の詳細を見る

撮影・文/真田英幸