【おいしいレシピ】秋のおやつに。菜種油でつくる「さつまいものフライドポテト」

岩手県の山間の小さな工房から届いた菜種油。黄金に輝く美しい油は、明治時代から続く伝統製法でつくられたものです。今回は、そんな菜種油を使って秋のおやつにぴったりのフライドポテトをつくりましょう。

レシピ提供・文・撮影 松井緋音さん
フードスタイリスト。レシピ開発・調理・スタイリング(テーブルコーディネート)など、企業の広告やCMのフードスタイリングを手がけ、2018年4月に独立。「目が喜ぶ。見るだけでおいしい。」を研究中。フルーツとの組み合わせ料理が得意。

伝統製法の菜種油が届きました

岩手県一関市の小さな油屋「デクノボンズ」さんから、菜種油が届きました。
きれいな黄金色にすき通り、見ているだけでも美しい!

純国産の菜種油は、ほんのり甘みが感じられ、香ばしくスッキリしたおいしさが魅力です。安心安全の無添加で、生のままでも風味が豊かなので、バケットに浸してそのままの味を堪能するのもおすすめ◎。

原料の菜種は地元産と北海道産を中心に、デクノボンズさんが信頼する生産者が育てた菜種のみを使用しています。

岩手県一関市の“市の花”は、菜の花。地元の原料を使う理由には、「年々減少してきた菜の花畑の風景や、菜種油をつくる地域の文化を残したい」という想いが根底にあるのだそうです。

そんなデクノボンズさんの菜種油の特徴は、昔ながらの製造方法で丁寧に加工されていること。
なんと使用しているのは、50年以上も前に生産された圧搾機械。
この製造方法は、質のよい油が搾れる一方でとても手間がかかり、搾油機メーカーもすでに廃業してしまい存在しないため、現在はほとんど使われていないのだといいます。

当時のままの製法で、時間をかけて丁寧につくられた贅沢な国産菜種油を使って、今回は、香りまで存分に味わえる「さつまいものフライドポテト」とその揚げ油を使った「ドレッシング」をつくります。

「伝統製法の国産菜種油」はこちら

秋の訪れを感じる
さつまいものフライドポテト

<材料>(2人分)
・さつまいも 2本
(品種はお好みのものをお選びください。紅はるか等のほっくり系がおすすめです)
・ニンニク 2片
・ローズマリー 3~4本
・菜種油 200ml
・塩 少々
・こしょう 少々

 

1、さつまいもを、16等分に切ります。
(縦に半分に切ったあとに、くし切りで8等分にすると切りやすいですよ)

2、小さめの鍋に菜種油を入れます。深さが2~3cmくらいになるとよいでしょう。

3、半分に切ったニンニクとローズマリーを入れて加熱します。

4、160度くらいまで温度が上がったら、さつまいもを入れて揚げていきます。
※このとき、高温の油で揚げてしまうとさつまいもの外側だけ色がつき、中が生だった、ということになってしまうため、低めの温度で揚げていきます。

5、きつね色に色づいたら揚げバットに取り出して、あたたかいうちに塩、こしょうで味つけをして、できあがり。

フライドポテトと相性抜群!
豆乳ドレッシング

先ほど揚げものに使った菜種油を使って、豆乳ドレッシングをつくります。
菜種油にニンニクとローズマリーの香りが移っているので、さらに風味豊かに仕上がりますよ。

<材料>(作りやすい分量)
・菜種油 50ml
・豆乳 50ml
・リンゴ酢(穀物酢などで代用できます) 20ml
・塩 少々
・こしょう 少々

 

1、ボウルに豆乳、リンゴ酢を入れよく混ぜ合わせます。

2、さらに菜種油をすこしずつ加えて、その都度混ぜ合わせます。
※油はしっかりと冷めてから使用しましょう。熱いうちに使用するとやけどの恐れがあるので要注意。

3、全体がよく混ざったら、塩、こしょうで味をととのえれば、完成です!

リンゴ酢のやさしい酸味もありつつ、豆乳を加えることでお子さまでも食べやすい味に。マヨネーズよりもさっぱりとしているので、さつまいもの素材の甘さが引き立ちます。

ぜひ、さつまいものフライドポテトをディップしながら、お召し上がりくださいね。
食欲の秋に手が止まらないひと品になること間違いなしです。
 

菜種油は熱に強いので、揚げ油としても使えるのが便利。
さらに、その揚げ油を今回のようにドレッシングなどとしても利用できるので、地球にもお財布にもとってもやさしい油なのです◎。

サラダ油とは異なり冷めてもベトベトにならず、おいしく食べられるのが菜種油のいいところ。オリーブオイルやごま油と比べてもクセが少なく、いろんな料理に使えるため使い勝手もバッチリです。

今回のレシピは、さつまいもに限らず、かぼちゃやにんじん、じゃがいもでもつくれるので、根菜類がおいしくなるこれからの季節に、お好みの野菜でぜひお試しください。

デクノボンズについて
岩手県一関市で、菜の花の栽培普及、菜種油の生産を行っています。日本一小さな油屋と自負し、地元の原料を使い昔ながらの製法で丁寧に菜種油をつくっています。

春になると菜の花畑が地域一面に広がる景色は、かつての日本の原風景でした。しかし、時代とともに菜の花栽培、そして菜種油の生産量は減少。デクノボンズ代表の小野寺さんは、そんな現状の中で「地域に広がる菜の花の景色と、昔ながらの味をもう一度取り戻したい」という想いで菜種油の生産に取り組まれています。

小野寺伸吾さん
「オリーブにはオリーブの、ゴマにはゴマの良さがあります。わたしは菜種油の良さを多くの人に知っていただき、昔から日本で食されてきた文化をお届けしたいと思っています。きれいな菜の花畑とともにある国産菜種油をよろしければぜひ味わってみてください」
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