【おいしいレシピ】電子レンジでつくれる「ひとくちフルーツ大福」

創業350年を超える老舗の飴屋さんから届いた、やさしい甘さの「麦芽水飴」。今回はその水飴を使って、包丁や火を使わず電子レンジで簡単につくれる「フルーツ大福」のレシピをご紹介します。

レシピ提供・文・撮影 松井緋音さん
フードスタイリスト。レシピ開発・調理・スタイリング(テーブルコーディネート)など、企業の広告やCMのフードスタイリングを手がけ、2018年4月に独立。「目が喜ぶ。見るだけでおいしい。」を研究中。フルーツとの組み合わせ料理が得意。

カラフルな包装紙につつまれて

富山県富山市で350年以上続く老舗の飴屋「島川あめ店」さんから、麦芽水飴が届きました。箱から取り出すと、なんともかわいらしいパッケージに心が躍ります◎。

開けてみると、透き通るような琥珀色に思わずうっとり。麦芽水飴とは、“麦芽の力”で甘みを引き出した水飴で、その上品な甘さと麦芽の香ばしさが特徴です。

島川あめ店さんの麦芽水飴は、デンプンと麦芽、米の3つの原材料だけでつくられています。昔ながらの製法で、高温で炊き上げてできる手づくりの水飴は、まさに職人の技が光る一品。砂糖を使わずデンプンの甘味を活かしてつくられているので、からだにやさしく、自然な甘さを味わうことができるんです。

そのまま食べてもおいしいのですが、実は料理にもお菓子にも使える万能アイテム。
今回はこの水飴を使って、おやつにぴったりな「みかん大福」をつくりましょう。

「麦芽水飴」はこちら

電子レンジで簡単
ひと口サイズの「みかん大福」

<材料>12個分
・白玉粉 100g
・麦芽水飴 大さじ2
・水 200ml
・みかんの缶詰 12房分
・こしあん 70g
・片栗粉 適量

1、耐熱のボウルに、白玉粉、麦芽水飴、水を入れ、ダマがなくなるまでよく混ぜます。

2、電子レンジ600Wで1分30秒加熱します。

3、一度電子レンジから取り出し、ボウルの中身をよく混ぜたら再び電子レンジに入れ、600Wで1分加熱します。

4、水分がなくなるまで、よく混ぜます。
※この段階で少し水っぽい場合は、追加で10秒ずつ電子レンジで加熱してください。

5、バットに片栗粉をしき、生地を片栗粉の上におきます。

6、そのまま半分におりたたみます。

7、生地を12等分に手でちぎります。

ここから、生地にみかんとこしあんを包んでいきます。

8、作業台と手のひらに片栗粉をつけながら生地を伸ばしていきます。

9、みかんとこしあん(小さじ1ずつ)を生地の真ん中におきます。

10、丸くなるように包んで、閉じ目を下にして完成です!

水飴を使うことで、時間が経っても、びょーんと伸びるやわらかい生地に。
砂糖よりも上品な甘さなので、中のフルーツの味も際立ち、全体的にほっこりやさしい風味に仕上がりますよ。

少ない材料でつくることができ、包丁や火も使わないので、お子さんといっしょにたのしんだり、アイスにトッピングして、ちょっと贅沢な気分を味わうのもおすすめです。

旬のフルーツでアレンジするのもいいですね。 今の季節だと「柿」なども◎。
もうすこしで「いちご」も旬を迎えるので、いちご大福にも挑戦したいです。

今回は大福をつくりましたが、実は水飴は和食との相性も抜群。煮物などこっくりとした甘みを出したいときに、砂糖の代わりに使用するとよいでしょう。
肉や魚の照り焼きに、砂糖やみりんの代わりとしてに使うと“臭み消し”にもなり、一石二鳥ですよ。

ほかにも、トーストした食パンにバターといっしょに乗せたり、スライスしたレモンと合わせてお湯割りにしてもおいしいはず。お気に入りの使い方をぜひ見つけてみてくださいね。

「島川あめ店」について
創業1663年、富山で350年以上続く老舗の飴屋です。デンプンと麦芽でつくる麦芽水飴や、水飴を原料にした飴菓子の製造・販売を行っています。

かつて薬の製造が盛んだった富山。薬の苦味を和らげるために“水飴”が利用されたことで、麦芽飴づくりが盛んになりましたが、砂糖の普及や職人の減少から次第に衰退してしまいました。
そんな中、現在まで残っているのが島川あめ店です。代表の島川さんのこだわりは「おいしくて体にやさしい」飴づくり。原料にこだわり、昔ながらの伝統を守りながら麦芽飴づくりに励んでいます。

島川ともこさん
麦芽水飴は2日間かけて丁寧につくられています。富山は薬の県で、江戸時代から飴も製薬の一端を担う産業のひとつでした。麦芽水飴は甘味がさっぱりしていて、赤ちゃんからお年寄りまで安心して召し上がれます。
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