『わかったさん』とつくるvol.8 シュークリーム編

童話「わかったさんのおかしシリーズ(全10巻)」の物語で描かれる、おいしそうなお菓子のレシピ。幼いころ、魅了された人も多いのではないでしょうか。30周年の記念として出版された「わかったさんとおかしをつくろう!(全3巻)」をもとに、つくるの大好き、食べるの大好きなカメラマンが実際に、物語の中のお菓子を再現してみました。

わかったさんシリーズ

以前、「読むものづくり」の連載でご紹介したわかったさんの新刊本。
30周年の記念に出版された3冊の絵本は、全編フルカラーでお菓子のレシピがたくさん掲載されています。
カラーになったことで、一層おいしそうなお菓子の数々。これは、つくらずにはいられません。

このおいしそうなお菓子をぜひ再現してみたくて、「わかったさんとつくる」という、この連載がスタートしました。
これまで「懐かしい固めのプリン」、「ふんわりホットケーキ」、「レモンドーナツ」、「はちみつアイス」、「ロッククッキー」、「アップルパイ」、「ショートケーキ」に挑戦したところSNSでたくさんの方に「そっくり!」「懐かしい!」と、うれしいお声をいただきました。

今回もわかったさんのレシピを参考に、できる限りイラストに「そっくり」なものをつくっていきたいと思います。

似せるためのポイントもご紹介するので、みなさんもぜひ本とあわせて参考にしてみてくださいね。

わかったさんとつくる「シュークリーム」

8回目となる今回挑戦するのは、『わかったさんのひんやりスイーツ』に載っている「シュークリーム」です。

子どもから大人までみんな大好きなシュークリーム。
僕もちょっと甘いものが食べたいとき、ついつい買ってしまう大好きなおやつです。

以前、友人がシュークリームをつくってきてくれたのですが、なんと言っても生地を膨らますのがとっても難しいとのこと。

今回挑戦することを話たら、「コツは素早く工程をこなしていくこと」とおしえてもらいました。
わかったさんのレシピと、友人の助言を頭に入れて、再現したいと思います。

材料はシュー生地用に卵とバター、小麦粉に牛乳、砂糖を用意。シュー生地の中に入れる生クリームも準備しましょう。

まずは鍋にバター、砂糖、水を入れ、強火にかけ沸騰させます。今回は水と牛乳を半々にしてみました。

鍋を火からおろし、ふるっておいた小麦粉を入れ木べらで練り合わせます。

すぐによく溶いた卵を少しずつ入れ、かき混ぜながら馴染ませます。

ねっとりしつつも、持ち上げたときにやっと落ちるぐらいの固さにします。

生地を絞り出し袋に入れ、天板に敷いたシートの上に丸く絞り出します。焼く前に霧吹きを使って、生地に水を吹きかけておくと、膨らみやすくなりますよ。

200度のオーブンで10分焼いたあと、180度に温度を下げてさらに10分焼いていきます。焼き上がったらオーブンは開けずに中でゆっくりと冷まします。シュー生地のできあがりです。

シュー皮を横ふたつに切り分けます。

泡立てた生クリームをシュー生地に絞り出し、水に溶かした粉砂糖をシュー生地に刷毛で塗ったら完成です。

どうでしょう。丸くふくらんだかわいらしいフォルムのシュークリームが、しっかり再現できたのではないでしょうか。

シュー生地にコーティングした砂糖や生クリームの甘さが相性抜群です。小さめに焼き上げれば小腹を満たすプチシューに。少し大きめに焼き上げれば、ひとつで大満足なおやつになりますよ。

ぜひ、つくってみて。

子ども向けの絵本ならではの、やさしいイラストとわかりやすい説明で、失敗せずにつくることができます。
詳しいレシピはぜひ、わかったさんの絵本をご覧くださいね。

まだまだあのとき憧れたわかったさんのレシピがたくさん。次はどれをつくりましょう。

タイトル:『わかったさんのひんやりスイーツ』
原文:寺村輝夫
企画・構成・絵:永井郁子
発行:あかね書房本の詳細を見る

撮影・文/真田英幸