新作おしえてvol.29「Jáさんの新作、細胞のようなゆびわ」

この連載では、作家さんにSNSで「新作」を募集。編集部の目にとまった素敵な作品を、制作の背景と交えてご紹介していきます。第29回目にご紹介するのは、Já(ヤー)さんの新作、「細胞のようなゆびわ」です。

作り手は、Jáさん

「Já」は、チェコ語で“わたし”という意味。刺繍でつくる一点ものの耳かざりを制作。
https://minne.com/@ja01

Jáが生まれるまで

幼いころから絵を描くことが好きだったというJáさん。それが次第とものづくりに発展していったのだといいます。

アナログ、デジタルに関係なく「なにかをつくる」という行為が日常の中に当たり前に存在していました。なので、作品づくりについてはこれといったきっかけは実はありません。刺繍に関していえば、祖母が昔、日本画などの大きな作品を刺繍でつくっているのを見ていて、もしかして自分も向いているかも?と思ってやりはじめたのがきっかけです。

「自分らしいかたち」を表現

「顕微鏡をのぞいたらみえそうな世界」を表現した顕微鏡シリーズなど、どこか不思議で遊び心も感じられるJáさんの作品。制作する上でのこだわりをうかがってみました。

Jáさんんの代表作、微生物シリーズ
最近は「自分らしいかたち」を求めて制作しています。形のとりかたって本当に人それぞれ違うと思うんです。無意識にでてくる「クセ」のようなものが自分らしさにつながると感じているので鼻歌でもうたいながら、心の赴くままにデザインを描いているときが自分らしいものができる気がします。

わたしは、委託販売を除くとほとんど一点ものの制作をしています。それはおそらく、常に心を躍らせていたいからかなぁと思っています。「これはきた!!!」と感じたときの胸の高鳴りが本当に好きで、やめられないのです。わたしが制作中に感じているこの感覚が身につけてくださった方にも伝わったらいいなと思いながらつくっています。

新作は、細胞のようなゆびわ

触ると「ぷるん」という感触がしそうな、不思議でかわいらしい作品。
幼少期、「ちのはなし」という絵本にでてくる赤血球が好きでいつしか顕微鏡をのぞいてはじめて見えるような小さなもののビジュアルに惹かれるようになっていました。赤血球をテーマにしたポスターをつくったり、体細胞分裂のZINEをつくったりなどしてきてその流れでアクセサリーにも取り入れようと思い「顕微鏡をのぞいたらみえそうな世界」をテーマとして耳飾りとブローチ、指輪をつくりました。

「頭の中にある完成形に近づけるため、色味は調整を重ねます」。
あくまで、顕微鏡をのぞいたら“見えそう”なものになるように意識しました。 見えるものをそのままトレースすると求めている世界観とは微妙にずれると感じたのでリアルさは出しすぎないようにしています。

リアルではないものの、微生物などのちょこまかとした独特な様子は表現するようにしています。 肉眼では見えない不思議な存在なので色も不思議な色合いに。ちょっと変わったもの好きさんにおすすめしたいです。シンプルな装いのアクセントになってくれると思います。

今回の指輪づくりで、はじめてレジンを使用しました。特徴的ですがシンプルで、意外に使いやすそうなデザインを目指しました。レジンと刺繍をうまく組み合わせるのになかなか苦労しましたがなんとか形にすることができました。

最後に、記事を読んでくださったみなさんに向けてメッセージをいただきました。

普段は作品やその背景について詳しく書いたりすることがないので、今回はこうやって知っていただけてとてもうれしく思っています。最近はこの顕微鏡シリーズをつくっていますが、今後も、自分の中にため込んでいる「好き」をアウトプットして、たのしみながら作品をつくっていきますので、よろしくお願いします。
・細胞のような指輪(ピンク)
https://minne.com/items/28011076
・細胞のような指輪(ホワイト)
https://minne.com/items/28011037
・細胞のような指輪(ブルー)
https://minne.com/items/28010924

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文 / 堀田恵里香